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泣いた赤鬼

先日、いつもの日課でオンラインゲーム(ウルティマオンライン)にログインしたら、いつもの
メンバーがいつもの場所に集まって、なんとなくお喋り。今日は流れが読書の話題。
普段はシュールなギャグ連発、ちょっと斜に構えた視点でものを言う「レイちゃん」が、お酒でも
入ってご機嫌なのか、はたまた春なので恋でもしてハイなのか、なにやら可愛らしい発言連発
極めつけは、「昔、赤鬼と青鬼の話を読んで大泣きした」・・・・なんかカワユイ♪
ん?赤鬼と青鬼の話?大泣きの物語?
記憶の底をずずずーーっと探ってみる。
なんだっけ???  レイちゃんが粗筋をぽつりぽつりと語り始める・・・・・・・ああ~・・・・・

泣いた赤鬼だ!

やっとこさと、題名を思い浮かべる。題名が出てくると内容も・・・・・・
では、童心に戻って「泣いた赤鬼」をお楽しみください。


山の中に、一人の赤鬼が住んでいました。
赤鬼は、人間たちとなんとか仲良くなりたいと考え、自分の家の前に
「心のやさしい鬼のうちです。どなたでもおいでください。
おいしいお菓子がございます。お茶も沸かしてございます。」
と書いた、立て札を立てました。


けれども、人間は疑って、誰一人遊びにきませんでした。
赤鬼は悲しみ、信用してもらえないことをくやしがり、おしまいには腹を立てて
立て札を引っこ抜いてしまいました。
そこへ、友達の青鬼が訪ねて来ました。
青鬼は、わけを聞いて、赤鬼のために次のようなことを考えてやりました。


青鬼が人間の村へ出かけて大暴れをする。
そこへ赤鬼が出てきて、青鬼をこらしめる。
そうすれば、人間たちにも、赤鬼がやさしい鬼だということがわかるだろう、と言うのでした。
しかし、それでは青鬼にあまりにもすまない、としぶる赤鬼を、青鬼は、無理やり引っ張って
村へ出かけて行きました。
青鬼は思いっきり大暴れ


計画は成功して、村の人たちは、安心して赤鬼のところへ遊びにくるようになりました。
毎日、毎日、村から山へ、大勢の村人が連れ立って、遊びに来てくれました。
こうして、赤鬼には人間の友達ができました。赤鬼は、とても喜びました。
しかし、日がたつにつれて、気になってくることがありました。
それは、あの日から訪ねて来なくなった、青鬼のことでした。


ある日、赤鬼は、青鬼の家を訪ねてみました。
青鬼の家は、戸が、かたく、しまっていました。
ふと、気がつくと、戸のわきには、貼り紙がしてありました。
そして、それに、何か、字が書かれていました。


「赤鬼くん、人間たちと仲良くして、楽しく暮らしてください。
もし、ぼくが、このまま君と付き合っていると、君も悪い鬼だと思われるかもしれません。
それで、ぼくは、旅に出るけれども、いつまでも君を忘れません。
さようなら、体を大事にしてください。どこまでも君の友達、青鬼。」


赤鬼は、だまって、それを読みました。二度も三度も読みました。
戸に手をかけて顔を押し付け、しくしくと、なみだを流して泣きました。
いつまでもいつまでも涙があふれて止まりませんでした。




どうでもいいことなんですが、今朝起きたら外はうっすらと雪景色・・・・・・
夕べはやたら冷えると思ったら、いつの間にやら雪が降ったんですね~。今はもうすっかり
雪は溶けて、影も形もありませんけど・・・しみじみ田舎だわと再認識させられた事件でした。

泣いた赤鬼 _d0017632_9502843.jpgメニュー
*和風春巻き
*白菜とひき肉の重ね蒸し
*じゅんさい
*豆腐とわかめの味噌汁
*桜の炊き込みご飯
*沢庵






泣いた赤鬼 _d0017632_9564213.jpg和風春巻き
中の具材は、ごぼう、人参、しいたけ
たまねぎと和風素材です。
ごま油で炒めて、みりん、だししょう油で
軽く味付けしたものを包んでいます。
からし酢醤油で頂きました。
野菜には自家製焼き肉のタレをかけて

ごぼうの風味と歯ごたえを味わってネ




泣いた赤鬼 _d0017632_9561265.jpg白菜とひき肉の重ね蒸し
完全手抜きの一品です。
ひき肉は、野菜のみじん切りを混ぜて
卵一個、ごま油、しょう油、化学調味料
でコネコネ。この日の野菜は、しいたけ
ねぎ、白菜の茎、タマネギです。

耐熱容器に、生のままの白菜を敷いて
上にひき肉を伸ばし、これを3回繰り返
し一番上は白菜で蓋をします。
ラップをしてレンジ強で12、3分。
(ここは確認しながら加熱して下さい)

別に作ったあん(出汁しょう油、みりん、片栗粉でとろみをつける)をかけて出来上がりです。
きちんと作る場合は、白菜は先に下茹でし、あんをかけたらゆずなどをおろしがけしてね。
白菜を下茹ですると、歯ざわりや喉越しがやっぱり良いです。手抜きは数段味が落ちますが
面倒なときはこれでも十分ですよ。
泣いた赤鬼 _d0017632_1010141.jpg桜のご飯です。
市販の塩漬けの桜の花びらを
さっと水洗いして、そのまま炊き込み
程よい塩加減がご飯にうつるので、
お握りにしても美味しいと思います
うっすら色づくように、出汁しょう油を
少し入れて炊きました。

お握り用のご飯を作るときは、塩と
みりん少々を入れて普通に炊くと
美味しいお握りが出来ますよ。
行楽シーズン、ぜひお試しください!


泣いた赤鬼 _d0017632_10155078.jpgデザートは桜のシフォンケーキを
お皿は以前陶芸を習っていたときに
自分で作ったお皿です。
やっぱり桜は和風のお皿によね・・?










泣いた赤鬼 _d0017632_10175789.jpg実はこれ、一回目は失敗でした
リベンジの二度目作品。
今回はしっかり高さも出て二重丸。
旦那様は、桜の花びらの塩気が
お気に召さないようです。
甘いものは絶対に甘くないとイヤ
なんだとか・・・・・
ほんのり桜の香りと、桜の花びらの
塩気が、甘さを引き立ててくれると
思うのですけどねぇ・・・・・
いいですよーだ。
残りは全部私のものです♪
by mamicha2 | 2006-03-31 10:22 | うちご飯 | Comments(16)
Commented by なみふじ at 2006-03-31 12:54 x
泣けた(泣)・・・・
切ないけど、ええ話や・・・・
Commented by p_chansblog at 2006-03-31 13:26
いい話でした!
で、雪・・ うん、結構いろいろな場所で降ってるみたいですね。
もう4月なのにねえ・・ 桜はまだかな~

食事がいつも豪華なので驚きです。 凄いなあ・・ 
Commented by judy_orange at 2006-03-31 14:52
絵本の絵まで浮かびました!
今の童話とか絵本は・・・どんな感じなんでしょう??
周りに小さい子がいないのでわかりませんが・・・
私たちが小さい頃に読んだ絵本とかお話しも、
まだまだ残っているのかなぁ??

野菜とひき肉の重ね蒸し・・・が手抜き・・・とは。
今日、最大・最高のため息です。
Commented by masuo_anago at 2006-03-31 15:58
僕はこの話しを子供の頃に読んだとき、かなり怒りを感じた記憶があります。
なんというか‥‥‥もっと信頼関係があっても良かったんじゃないか、みたいな。赤鬼君と青鬼君どうしにも、人間達との間にも。
もしできたら、赤鬼君がある日人間達に泣いて「あれは芝居だったんだ、青鬼君は僕のために‥‥‥」そうつげ、人間達がその心を理解して「帰ってきて青鬼君」みたいな看板をあちこちに立てて、それをみた青鬼君がてれくさそうに帰ってきて、赤鬼君と青鬼君は村人と仲良く暮らしましたとさ‥‥‥
なんて感じで終わってくれたら良かったのに、と思います。
と、昔友達に話したところ、「八方美人の事なかれ主義だね」と言われたことがありますが(苦笑)

あいかわらずのゴージャスなご飯!
春の香満載の夕食ですね♪
Commented by mamicha2 at 2006-03-31 16:55
☆なみふじさんへ
思わずですよね。子供心にも切なさが染み渡る物語でした。
これ、小学校のときに寸劇みたいのをして、特に印象深いです
Commented by mamicha2 at 2006-03-31 17:00
☆p_chansblogさんへ
あら、奥様~、奥様のスパイスの使い方には、かなわなくってよ~
レジ前の一戦は、当然私もです。
さっと目配りして、一番早く済みそうな列に。おし次っとか思っていると
前の方のカゴに値段の解らない商品が・・・・。
確認に店員さんが持ち場を離れると、ガックリ、敗戦ムード満点で帰還です。
Commented by mamicha2 at 2006-03-31 17:03
☆judyさんへ
最近の童話や絵本って、結論のしっかりないものが多かったり
しますよね。歯医者さんの待合室とか置いてある絵本、時々見ます。

手抜き?、しかるべき手順を踏み倒したのは、全部手抜きよ(笑)
これね、意外に簡単だから、挑戦してみて。
味付けに自信がなかったら、市販の天つゆとか、使うと大丈夫よ!
Commented by mamicha2 at 2006-03-31 17:14
☆masuo_anagoさんへ
この童話は、たぶん多くの人の心に強く残っているお話だと思います。
これの寸劇を小学校の時にしたのですが、そのときに今で言うディベート
のようなことをさせられて、それぞれが思う事、感じる事が同じではない
ということに初めて気づかされ、衝撃的だったのを覚えています。

こっちは桜はまだまだなので、胃袋で春を満喫です(笑)
Commented by at_caprice at 2006-03-31 18:57
わかる…わかるな〜、赤鬼くんの気持ち。
本当に大切な人というものを見極めて、大切にしなくっちゃね。
まみちゃさんは、時折鬼のように厳しいですが、何鬼ですか?
私はキレイな白鬼を目指したいです〜
Commented by chirorin_wan at 2006-03-31 20:49
『泣いた赤鬼』懐かしいなぁ~。
自分自身も本読んで泣けたくちですが、保育園で子供達の為に寸劇したなぁ~。
私の役は青鬼でした。何回かやったけど、何故か青鬼の役が多かった・・何でだろ??
 
>「赤鬼くん、人間たちと仲良くして、楽しく暮らしてください。
もし、ぼくが、このまま君と付き合っていると、君も悪い鬼だと思われるかもしれません。
それで、ぼくは、旅に出るけれども、いつまでも君を忘れません。
さようなら、体を大事にしてください。どこまでも君の友達、青鬼。」

これ読む時、子供経ちもシーンとして聞いてたなぁ・・なあんて、思い出してしまいました。  久しぶりに目にしてあったかい気持ちになれたよ、ありがとう♪(と勝手に盛り上がってしまいました^^;)
 
Commented by tom-and-jiro516 at 2006-03-31 21:09
こんにちは。
去年漫画のモンスターってやつを見てから絵本の奥深さに興味持って本屋さんで普通に読んでしまうようになりました。たまに買っちゃいます。
この絵本すっかり忘れていたけど、どうして忘れていたのかなぁ。
昔の感性というか、気持ちは忘れたくないです。
Commented by mamicha2 at 2006-03-31 22:21
☆カプリスさんへ
わたし、鬼のように厳しい?? いや~ん、天使のように優しいわよ♪
何鬼?
そりゃあ、鬼をばっさり切りまくる オニギリ です。
中身はシャケか、明太子!
Commented by mamicha2 at 2006-03-31 22:24
☆chirorin_wanさんへ
自分が子供のとき、子供に聞かせてあげたとき、いろんな懐かしさが
ありますね。
私も久しぶりにこの話を読んで、いろんな思い出が湧き上がってきました。
実に懐かしい気分に浸れたので、ここで紹介しちゃいました。
Commented by mamicha2 at 2006-03-31 22:26
☆じろーさんへ
私もね、すっかり忘れていたんですよ。思い出したらこれに絡んだ
沢山の思いでも掘り返す事が出来て、すごーく得した気分です。
このお話、大人になった今読むと、なんかいろいろ考えさせられます。
童話って、本当に必要なのは大人なのかも知れませんね。
Commented by banax at 2006-04-01 01:03
青鬼さん!じゃなくて、まみちゃさん(笑)、こんばんは。
そういえば、こんな悲しいお話でしたよね。
今思えば、泣きたいのは青鬼さんのほうよね。。
Commented by mamicha2 at 2006-04-01 09:15
☆banaxさんへ
・・・・・青鬼さんと間違えないで下さい!
でも、一緒にしてくれてもいいなぁ~
青鬼さん、カッコイイよね。男の美学みたいなもんを感じます(笑)
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神戸生活の殆どがペットと共にあって、当ブログもラッキー君との日々を中心に綴ってきたのですが、一昨年お星様となり、夫婦2人きりの生活がスタートしたのですが・・・


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