早速旅行のお話を・・・と、いきたいところなのですが、最後の締めくくりが雰囲気が悪くちゃね
なので最後の最後のお話を、まずは先頭に持ってこようと思います。

さて、お題にある通り、皆さんの期待に添うように我が家は現在冷戦中です
その大きな要因は、旦那（こやつに様は付けたくないのでこの記事内はカットです）の関西人気質と
せっかち（イラチ）さ。
まあね、関西人のイラチはとっくに認知はしていたものの、我慢にも限度があるってもんです。

それは、最後の最後の日の出来事、ホテルはレイトチェックアウトで夕方16時まで使用可能だったの
ですが、ピックアップがかなり遅い21時15分。それまでの時間潰しと、晩ご飯を済ませて置く為に、
サイアム駅（バンコクの中心的な駅）へと向かった私たち。

途中のあれこれは、また改めてアップする予定なので、そこらは端折って・・・。
買い物後の最後の晩餐、さて何にしようかしら？とレストラン一覧を眺めながら、私が最後だから
やっぱりオーソドックスなタイ料理で締めたいと申し出る。
旦那は、そのお店の看板のメニューを眺めて、じゃあ俺はこれでと、カニ料理に決めたようだった。

で、そのお店を探して店内へ。現地の人たちでかなり賑わっているお店のよう。
これはハズレじゃなかったなと、ホッと一安心。
セントラルワールド内のタイ料理のお店です。

で、席に着くと、旦那はどれが決めたものか解らないとぼやいてメニューを眺めている。
私は、有名な「プー・パッ・ポン・カリー」（カニをぶつ切りにしてカレーソースで炒め、仕上げに
溶き卵をふんわりと絡めた料理）を注文したかったが、旦那がカニ料理なら別なものにしようと
オーダー品が決まるのを勝手にじっと待っていた。

結局、いや、やっぱりと言うか、カニと決めたらカニから絶対に離れられない性分の旦那は
写真で見たものかどうかは不明ながら、グリルしたカニ料理を注文したようだった。
なので、私は改めて、別な料理を探し始めた。

だってね、最後のタイ料理だもの、トムヤンクンだってまだ食べてないし、あれも食べたかったな
これもいいなとか、かなり迷ってなかなか決まらない。
挙句にそのメニューの日本語がかなりいい加減。日本語での注釈を正しく理解しようと努めると
更に時間が掛るのですよ（笑）

まずは、飲み物を先に注文しようと、旦那の前を見ると、既に飲み物を自分だけ注文して炭酸飲料
らしきものがテーブルに乗っている。それは何？と確認すると、ソーダだと答える。
ソーダ？と再確認しながら、お店のおねいさんに、私はコーラと注文。

ところが、それのどこが気に触ったのか、あんたの今の注文の仕方が云々・・ふと横のおねいさんの
顔を見るととっても綺麗な人だった。若くて綺麗なおねいさんに弱いのはバンコク、おっと万国共通
だろうが、ソーダを注文するのかとメモったら、コーラと言われて、思わず苦笑いしたお姉さんの
様子に、きっと彼だけ恥ずかしさを覚えたのだろう。

解るよ、綺麗なお姉さんの前ではカッコよく決めたいもんさ、ね。
だけどね、そのお姉さんの前でカッコよく決めたとしたって、そのお姉さんは貴方にとってどんな存在？
口の端をピクピク引きつらせながら、私を咎める程のことなんかい？？？
まあ、ここまでは私の方も流すつもりでいたんだけどね、その後がいただけない。

この時点では、私はトムヤンクンに、あれもこれもオーダーする気満々で、まだメニューを覗いて
いたのだが、改めて「マダム？」とオーダーの催促にやってきたお姉さんに向かって、あろうことか
私のナイトのはずの旦那は、突然お店のお姉さん側に寝返った！！

マダムはぶっ壊れているのよ、こいつにはいつも手を焼くのよなんてことを、得意げになって喋る。
でもってお店の人と一緒に大笑いしやがっている。
つと、頭に地球儀がでんと出てきて、バンコクの位置がピンで刺さり、あ、今この瞬間、私は地球に
たった一人ぼっち・・・世界中が全部私の敵なのね・・・・的な感覚に包まれた。
大げさに言えば、ほんとそんな感じだったのですよ。

で、改めて私の夫、私の旦那、私の相棒の顔をしげしげと眺めた。得意満面の笑みで、受けた事に
芯から満足そうな顔だった。
以前から、私は関西人ではないので、不特定多数の前で恥をかかされることは死ぬほど嫌いだと
告げてあったと思う。仲間内でなら何でもOKだけど、外ではとにかく嫌だ。

あんた、自分の妻を、見も知らぬ人たちに壊れた女だと説明して何が楽しいんだ？？？
何から何までそのぶっ壊れた妻に依存して、こうやって旅行を楽しんでいられるってのに、
私を敵に回して、あんたの人生が豊にでもなるってのか？？？
ならね、思い知ればいいさ。

私はその後おざなりなオーダーを済ませて、後は無言のままそのレストランで過ごした。

最後の晩餐に注文したのは
ハズレの絶対にない空芯菜の炒め物
だた、旦那は私が何を注文したのか
全く関心も無かったようなので
これがテーブルに来ると、異様な顔で
これは間違いじゃないのか？との目線
なので、これは私が注文したものです
それだけ言い捨て、私はひたすら
これを食べる。





そしてお決まりのグリーンカレー
魚のスープ仕立のようなもの。
まあ、これも不本意だったけどね

私は私の分のオーダーを一人
もくもくと食べ続ける。
旦那に食べれば？の一言も無しに

そこそこ美味しかったので無問題





でね、ちょっと溜飲が下がったのは、神様はよーく見てらっしゃるなということ
私をさげすんで一緒に大笑いしたお姉さんは、やっぱ貴方の味方じゃなかったのよね。
旦那のオーダー（したつもりの）品は、最後の最後までやって来ませんでした。

注文したものが来ないけどとお店の人に確認したら、最初から注文が通っていなかった様子。
綺麗なお姉さんは単なるオバカで、ぶっ壊れているのは私じゃなくてあっちだったのよ

私よりちっとは英語が出来ると自負しているなら、何故あそこで、今日が最後の夜で、まもなく
飛行機に乗るんだよね、最後のタイ料理なので、かなり迷っているんだ、もうちょっと待ってやってと
せめてそんくらい、言えなかったんだろうか？？

彼には、私の満足を優先させる事よりも、お店の人を待たせないことの方が大事だったのよね。
旅の最後の最後、ほんのちょっとの辛抱と、ほんのちょっとの優しさやがあったなら、帰宅後も
ずーっと快適で暮せたろうに・・・・・・。悲しい関西人の性なんでしょうかね～

あ、でも旦那のお友達は同じ関西人でも、こういうことこはきちんと女性をエスコートするはず
ってことは関西人とひと括りにしちゃうのは失礼ってもんよね。個人的資質の問題ですね。

レストランの帰り、夕食に全くありつけなかった旦那は、エスコートどころか、憮然とした態度でとっとと
先に先にと歩を進める。私が付いて歩けるスピードかどうかなんてお構いなし。挙句に暗いし・・・・・。
小走りになりながら後ろを追って歩く私は、歩道と道路の段差が馬鹿みたいに大きなところでコケた！
超お気に入りのパンツスーツの膝を付いて、思わずその場で泣きそうになった。

ぐっと涙は堪えたが、やっとその時点で怒りが沸々と沸きあがり、必死で膝を確認。
少し生地が擦れてしまったみたいだ。ホテルへ戻る間、いいさ同じものを帰ったら即注文するし・・・
頭の中でほくそ笑みながら溜飲を下げる。

彼とは過去に一度、大喧嘩をしている。その時は非を認めてで平伏したが、喉素過ぎれば何とか
その時の約束や誓いは今や彼には頭の片隅にも無いだろう。
でもいいのよ、どうしても溜飲が下がらないときには、私は私のやり方で下げているから


さて、愚痴話を最初に載せちゃいました。
明日から楽しい旅行記だけアップしますので、これはすーっと忘れてやって下さいませ。
なんか書かないと私の気が治まらなかったものですから（笑）