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ニューカレドニア3日目(後編)

釣りから戻って、急いでシャワーを浴びて、
ランチに備える。
イカ墨の洗礼を浴びた衣類は、取りあえず
汚れた部分をつまみ洗い。でもちょっと薄くなっただけで、
やっぱり記念の刻印は消えそうも無い。

ニューカレドニア3日目(後編)_d0017632_15341573.jpg

この旅行の為に購入した、お揃いのサンダルと布バッグ。
夏物最終処分のバーゲン品だ。値段の安さも当然ながら、
これが結構お気に入りだったのだ。
サンダルのシミが少しショックかな。
石鹸をつけてゴシゴシ擦ってみた「おおお!素敵」
そこそこ落ちるじゃ~ん!更に念入りに洗う。
結果、近づいてじっと見たら汚れがわかるけど、
遠目には全く問題が無い程度にまで綺麗になった。
濡れたサンダルをテラスに出して、
取りあえず出かける支度を開始。
どうにもならない程に黒い斑点の付いたTシャツは、
捨てていこうか持ち帰ろうか悩んだ挙句、
日本に連れて帰ることに決定。
妹に見せてやろう。(←なんの意味もないのだが・)(笑)

ニューカレドニア3日目(後編)_d0017632_15473036.jpg

ランチに向かった先は、前にも紹介してるレストラン
「ファンビーチ」。ホテルのすぐ前にあるレストランです。
テラス席では、フランス人のお姉さんたちが
ピザ等を食べていました。どういう訳か、ここのレストランは
日本人はいませんでした。白人のお客さんが目立つせい???
そう思って、昨日のディナーの状況なんかを
振り返って考えてみると、日本人はどうしても
言葉の心配が先にたつせいでしょうか、お店の中に
日本人を見かけるか、外に日本語のメニューが
張り出してあると、安心して入ってくるようですね。
私たちも、ここ指定で、自分たちで釣った魚を
食べるのでなければ、ちょっぴり敬遠していたかもと思うほど、
後から後から入ってくるのは、フランス人ばかりでした。
魚を釣って、ここで食べる旨伝えると、店長さんが
(勿論フランス人)現れて、海側のテラス席へ
案内してくれました。
ジェフさんのグラスボートが見える位置です。
席へ案内されて、いの一番に海を望む方向の
椅子に座ったのが、我がバカ旦那。
じーっと睨む私の視線に、ハッと我に返った時は、
時既に遅し。
「これだから関西の男は、サービス精神欠如だって言われるのよ!!」
「女性より先に着席して、挙句自分の方が
いい眺めを分捕るとは、何事よ!!」と、低い声で
(周りには気づかれぬように、顔は平静を装っている)
矢継ぎ早に文句を叩きつけられた、
マナー欠如の釣りバカ亭主。
静かな怒りの剣幕にオロオロ、うろたえる事しきり。
「・・・・・せ、席を・・・お、お変わりしましょうか?」
と腰を浮かす。
「バーカモノォ!!いまさらみっともない!
黙って座わっとれ!!」

ニューカレドニア3日目(後編)_d0017632_16145220.jpg
そこへ、注文を取りにきたウェイターさん。
勿論ニッコリ笑顔で「ボンジュール」と挨拶し、
何事も無かったかのように、自分たちのお魚以外に、
サラダとライスと、飲み物なんかを注文した。
お魚は、白身の淡白な味で、癖もなくそこそこ
美味しかったけど、お醤油を持参しなかったのが、
最後まで悔やまれた食事だった。

ライスも、ふっくらしてて、今まででは
一番美味しい白ご飯。(細長いですけどね)。
これに、お醤油さえあったら、完璧だったのに、
部屋に忘れてしまった。残念!!
食事中に、ジェフさんと遭遇。レストラン横に、
ジェフさんのツアーハウスのような小さな建物がある。
たぶん、ジェフさんも昼食後の腹ごなしなのだろ、
ビーチに出てきて波打ち際をブラブラ散歩のようだ。
「魚は美味しいか?」との問いに、
親指を立てて答えると満足げに手を振って
岩場のほうへ歩いて行った。
「う~ん、なんかサマになってるな~」
小さくなる後姿を眺めながら、お世辞にも
サマになっていない旦那が呟く。
たいしたものも注文していないのに、
お会計を済ませたら5000cfp以上も。
オイオイ、自前で釣った魚と、サラダに、
ライスに、ジュースで、これかい?
物価は高いって、確かに覚悟はしてきたけどね、
世界でも物価高で名高い日本だって、
ランチは1000円もあったら食べれるよ!

ニューカレドニア3日目(後編)_d0017632_1633564.jpg
でも、高いランチ代への不満より、釣りの疲れが、
ランチでお腹一杯になって、急に眠気として
襲ってきたようだ。アンスバータビーチで
ウィンドサーフィンを楽しむ様子を横目に、
真っ直ぐホテルの部屋を目指した私。
旦那様は不満げだったが、ランチのときのミステイクもあり、
おとなしく従って付いてくる。
ここら辺の空気の読み取り方は、
とても上手になった旦那様であった。

部屋へ戻ると、私はベッドに倒れこむ。
暫くはTVで台風のニュースなんか見ていたが、台風の件は、
昨夜日本へ電話を入れて、ベランダの植木を
ちゃんとするように妹に申し伝えてあるので、一安心。
・・・・たぶん、そのはず?
ニュース番組をあちこち眺めていた旦那様は、
突然悟ったようだ。
オーストラリアの放送は、田舎臭い感じがする。
日本の放送は特徴無し。
アメリカの放送はそれなりだけど、色使いがイマイチ。
女性のセンスがイマイチ。
フランスの放送、これが一番お洒落!!
女性アナウンサーも、特別美人じゃないけれど、
なんかお洒落でセンスがいい。男性も洋服のセンスが抜群。
と、いっぱしに批評家と化していた。
ごちゃごちゃ、もっと言っていたけど、
私の意識は遠のくばかり。こと切れる。

目が覚めたら、ベッドの脇にメモ書きが1枚。

「探さないで下さい」

とは、書いてなく、「釣りに行ってきます。
4時頃までは戻ります」だってさ。
私が完全にこと切れた状態を見計らって、
こっそり釣りに行った模様。時計を見たらもうそろそろ
4時ですね。2時間近く寝ちゃったか・・・・。
なんて思っていたら、帰ってきました。
「餌木」を2つも無くして、ちょっと
ガックリしている様子の釣キチ君。
でも、サンゴ礁の合間の魚を釣って遊んでたと、
それなりに暇つぶしをしてた模様。
釣堀に糸をたらすような釣りでも、楽しいのね、この人。

こっちに来て、気づいたのだが、カレドニアは
紅茶派には冷たいお国柄。
やっぱりフランスはコーヒー圏のお国のようです。
私はコーヒー派なので何も問題はないのだけど、
旦那様は完璧な紅茶派。
美味しいお茶も飲みたいだろうと、
事前に調べておいてあげました。
夕日を眺めながら、そこでお茶をしようと、
散歩がてらでかけることに。
目指すは、「MVラウンジ」ブラブラビーチ沿いを
歩いて行くことに。
ここは、シトロン湾のはずれの方にあります。
ビーチには日没を眺めようと恋人同士や、年配のご夫婦、
家族連れなど、思い思いの場所に陣取っています。
ゆっくり、日の入りを眺めようと、私たちの足もやや急ぎ足に。
良い席取れるかなあと心配しつつも、早々と
美味しいお茶とケーキに心を馳せる私。・・・?????
なんか、いや~な雰囲気。
お店の看板にライトが灯っていない。
ま、まさか・・・・はい、そのまさかですね。
月曜はお休みのお店が多いって聞いてはいたけど、
ここもか!!

ニューカレドニア3日目(後編)_d0017632_17251537.jpg
仕方が無いので、同じ海岸通をブラブラとまた戻ることに。
途中、半額セールの洋服やさんを見かけ、
冷やかしに入ってみたりしましたが、リゾート地以外では
着れそうもないような洋服が並んでいて、
本当に眺めるだけでした。
汚れて使い物にならなくなったサンバイザーの代わりも
探したけど、売っているのはcapばかりで、
これもお目当てのものは見つからず。

ニューカレドニア3日目(後編)_d0017632_17311739.jpg

なので、おとなしく砂浜に出て、ゆっくりと
水平線に消えていく太陽を眺め、カレドニアの思い出の
一こまを増やす事にしました。
完全に太陽が姿を消すと、日没ショーを
眺めに来ていた人々も、砂浜に別れを告げて
帰って行きました。私たちもそのまま歩いてホテルへと戻り、
そのまま部屋へと思いきや・・・・・こっそりバッグに
釣り竿を忍ばせてきた釣キチ。強引にレストラン脇の桟橋へ。

レストランの明かりが海を照らし、運がよければ
「イカ」が釣れると・・・・渋々付き合って、
桟橋で釣りキチの飽きるのを待つ。
現地の恋人同士らしきカップルが、桟橋の先端近くまで
やってきたが、妙なのがいるので、途中で引き返していった。
暫くそこで遊んでいたが、何も釣れないので
さすがに部屋へ戻ることに。

ニューカレドニア3日目(後編)_d0017632_17414192.jpg

お腹の調子がイマイチの旦那様と、
お昼ご飯にしっかり食べて、まだお腹も空いていない
私だったので、お腹がすいたらルームサービスでも
頼む事にして、今夜はホテルに併設されいる
カジノへ出向いてみる事に。
クーポンで500cfpずつついてたので換金し、
更に2000cpfだけコインを買ってみる。
無料ドリンクとやらも付いていたから、カジノのバーで
フルーツジュースなんか頂きました。

やっぱ、こういう場所では、せめてカクテルなんか
頼みたいものだわね。アルコールがダメな旦那様が、
ちょっと恨めしく思える瞬間であります。
カジノはカメラ持ち込み禁止なので、
中の写真を撮ることは出来ません。
外側からの派手なイルミネーションだけ撮って置きました。
ピンボケ付きで(笑)

たった3000cpfだったけど、ルーレットを
そこそこ楽しんで、(一時は10000cpf近くまで
増えたのですけどね、片っ端から私が
妙なかけ方をして、遊んでしまいました)
後はスロットマシンのコーナーへ。
ここで2000cpfほどコインを買って、
無くなるまで遊んで部屋へ戻り、買い置きの
パンにチーズとハムを挟んで、軽い食事。
なんか、疲れてこの日は早々と寝てしまいました。


by mamicha2 | 2005-09-05 23:59 | 海外旅行 | Comments(0)
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神戸生活の殆どがペットと共にあって、当ブログもラッキー君との日々を中心に綴ってきたのですが、一昨年お星様となり、夫婦2人きりの生活がスタートしたのですが・・・


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